2016年1月23日土曜日

【シリーズ #xperiaアンバサダー】レベル高すぎる・・・ 超高機能なXperia Z5 Compactをレビュー


昨年末にXperiaアンバサダーミーティングでお借りしたXperia Z5 Compactのモニター機を見ていきたいと思います。


Xperiaアンバサダーミーティングで開発者の方たちから熱いレクチャーを受けモニター端末のレビューに取り組んだものの、あまりにも高機能すぎて素人のぼくでは使いこなせる気がしない端末でした。

この端末を使いこなせたらかなりレベルの高いユーザなんじゃないかというのが正直な感想です。




Xperia Z5 Compact: モニター機

今回お借りしたモニター機はソニーモバイルコミュニケーションズさんが開発に使用されるプロトタイプ機で、製品を特定できるロゴ部分にはマスキングが施されていました。厳密には製品版ではないですが仕様としては製品版とほぼ同じものです。

Xperia Z5シリーズはXperia Z5 Premium、Xperia Z5、Xperia Z5 Compactの3シリーズ展開。

その中でXperia Z5 Compactは比較的若い層をターゲットにしており、カラー展開は他のシリーズと同様のホワイト、ブラックに加えて元気のある色ということでイエロー、コーラル(コーラルはオレンジ系の色)が用意されます。

どうせならコンセプトを明確に示すイエローとコーラルをお借りできれば良かったかもしれませんが、モニター機のブラックは年齢、性別問わず違和感なくもてる落ち着いた色合いです。



手渡された状態ではマスキングの上にフィルムが貼られ、見た目は新品でした。フィルムとマスキングはすべてはがして良いとの指示だったので背面フィルムはXperiaアンバサダーミーティング中にカメラ試用のためにはがし、持ち帰りの際に再度張り付けたものなので写真では気泡が入ってしまっています。

本体のほかにdcomoのSIMが搭載され、実際に通話とデータ通信が可能な状態でした。

Xperia Z5 Compact: 仕様

OSはAndroid 5.1。モニター端末はdocomo端末のためホーム画面が”docomo LIVE UX”が初期設定されており、少々操作に戸惑いましたが試用に先立って設定→ホームから"Xperiaホーム"に変更しました。

ただし以下では外観のみのレポートで”Xperiaホーム”の使用感についてはレポートしていません。

CPUはオクタコアのSnapdragon 810で、メモリ-2G、ストレージ32G、バッテリー2700mAhという仕様です。

カメラは非常に力をいれている分野だけに、画素数が2300万画素とものすごいことになっています。闇雲に画素数だけ多いとピンとずれが目立つ結果になるので一概に画素数が多ければいいというものではないようなのですが、性能競争で先頭を走っていることは確かです。

この画素数を生かすためオートフォーカスもすごく、高速オートフォーカスが可能な像面位相差オートフォーカスを搭載し、世界最速0.03秒オートフォーカスだそうです。

SONYだけにオーディオもすごいことになっていて、外部アンプなしでハイレゾ音源の再生が可能で、かつ周囲の騒音をカットするノイズキャンセリングが搭載されています。

ここまでくるともはや何のデバイスなのかわからないというくらいに高機能化しています。はたしてこれらの機能を使いこなせる人がどれだけいるのかわかりませんが。

Xperia Z5 Compact
OSAndroid 5.1
カラーホワイト、グラファイトブラック、コーラル、イエロー
サイズ約127㎜×約65㎜×約8.9㎜
質量約138g
CPUオクタコア
2.0GHz(クアッドコア)+1.5GHz(クアッドコア)
メモリ2GB
ストレージ32GB
無線LAN802.11 a/b/g/n/ac
BluetoothBluetooth V4.1
SIMタイプmicroSIM
無線規格
ディスプレイ4.6インチ
トリルミナスディスプレイ for mobile
HD:1280×720
バッテリー2700mAh
カメラ
メインカメラ 2300万画素
フロントカメラ 510万画素
おサイフケータイ
防水/防塵IPX5/8 /IP6X

Xperia Z5 Compact: ディスプレイ

4.6インチのディスプレイは、コンパクトモデルといっても十分使用に耐えるもので、使っていて不満は感じませんでした。

Xperia Z5 Compact: 背面の質感と使用時に気になった発熱

背面はフロストガラスによるマットな質感となっており、落ち着いた風合いです。手触りもいいのですが、反面非常にさらさらしていて滑りやすいです。使用の際はケースをつけるかストラップをつけるかしたいところですが、気になった点として、ちょっとした使用においても背面の熱を感じることがありました。放熱性に工夫を凝らしたZ5シリーズですが、熱問題が取りざたされていたオクタコアCPU、Snapdragon 810ですので発熱は他機種より多い印象でした。試用期間は真冬の12月~1月だったため、放熱性の悪いケースで真夏の炎天下での使用などには不安が残ります。

Xperia Z5 Compact: メタルフレームのキー配置と質感

左側面にはXPERIAのロゴが新たに配されました。フレームはメタルでフロストガラスの質感を損なわないマットな塗装が施されています。手触りはサラサラです。

コンパクトな筐体にメカを詰め込んでいるからか、厚さはあります。この厚さ、重量感、全体の質感から得るかたまりとしての印象により非常に高級感があります。反面、どこかのレビューでフレームはプラスチックという文章を見たことがあるのですが、説明を受けないとそのように解釈されてしまうかのような塗装仕上げではあります。




Xperia Z5 Compact: 日常使いでかなり便利な指紋センサー

本体右側面には、これまでの真円形状に代わって長円形状となった電源キー、ボリュームキー、カメラキーが配置されます。

電源キーには目玉機能の1つ、指紋センサーが搭載されており、開発サイドのコメントとしてはこの薄さに指紋センサーを搭載したことが技術革新であるとのこと。Z3 Compactなどで採用されていた画面タップからの起動はなくなりましたが、この指紋センサーのおかげで電源キーをプッシュするだけで認証がパスできるため使っていて最も便利な機能でした。

Xperia Z5 Compact: 好き嫌いがわかれるボリュームキー配置と便利なカメラキー

ボリュームキーの位置は好き嫌いがあるかもしれません。ぼくの場合、手に握った自然な位置で電源キーが人差し指に触れ、中指がボリュームキーに触れます。音量調節のために指位置を移動しなくて済むため使い勝手は良かったです。不思議と握ったときに間違って押すようなことはありませんでした。ただ、この位置で間違って押してしまうことを嫌う意見も聞きますので好みの問題かと思います。

カメラキーは、カメラに力を入れているXperiaらしいボタンでダイレクトにカメラを起動できるキーです。スマホ起動→認証→カメラアプリ起動というアクションを経ることでシャッターチャンスを逃す可能性が高まるため、カメラをダイレクトに起動できるというのは写真を撮るという点でアドバンテージになると思います。

Xperia Z5 Compact: 一般的になった充電端子

下面に見えるのは、USBとマイクです。Z3 Compactのころ装備されていたマグネット式の充電端子が廃止されてしまったのはもったいないですね。コストダウンの一環でしょうか。開発の方に意見を聞けばよかったです。ぼくの周りでXperiaを使っている人間からはマグネット式の充電端子が便利という声は多く聞きます。後継機で復活してくれることを期待したいと思います。

上面には、ヘッドセット接続端子と、左側に見えるのはセカンドマイク。

Xperia Z5 Compact: SIMスロットと防水・防塵性能

XPERIAログの下、左側面下部にSIMスロットがあります。SIMサイズはnanoSIMです。

カバーは防水・防塵です。

防水・防塵性能を示す等級、IPX5/8 /IP6Xに対応。各意味は以下の通りです。

 IPX5:
内径6.3㎜の注水ノズルを使用し、約3mの距離から12.5L/分の水を最低3分間注水する条件であらゆる方向から噴流を当てても、通信機器としての機能を有することを意味します。

IPX8:
常温で水道水の水深1.5mのところに携帯電話を沈め、約30分間放置後に取り出したときに通信機器としての機能を有することを意味します。

IP6X:
直径75μm以下の塵埃(じんあい)が入った装置に商品を8時間入れてかくはんさせ、取り出したときに内部の塵埃が侵入しない機能を有することを意味します。

引用:http://www.sonymobile.co.jp/xperia/docomo/so-02h/spec.html

かなり過酷な条件をクリアできる性能を持っています。



Xperia Z5 Compact: その他スピーカー、ストラップホールなど

スピーカーがディスプレイ上部と下部に配され、ステレオサラウンド再生が可能。





SIMスロット下にはストラップ用の穴があります。これがない機種が多いですが実用性を考えるとあったほうが放り投げてしまう事故は減りますね。

Xperia Z5 Compact: 総括

まず日本製のスマートフォンということが非常に大事で、開発の方の話を聞く限りふつうのお兄さん達がものづくりされているんだなぁと妙に親近感がわきました。

ハードウェア的には世界最高レベルのものに違いありません。しかし反面、これほど高性能にもかかわらずたまに動作に引っかかりがあることがあって、これはキャリア製アプリてんこ盛りの弊害なのかもしれません。

搭載されている機能の大半はぼくのレベルでは評価すらできない非常に高機能なものが多かったです。長く飽きずに使える相棒にはなり得ると思います。

実は素人なりにも、最も力の入っているカメラのテストをして見ようと思ってカメラの勉強をしているうちに評価期間が終わってしまったのでした。

次回は、評価期間の最後のあたりでとった写真をNexus 5で取った写真と比較してみたいと思います。

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