2015年10月20日火曜日

【Android6.0の新機能】 ひっそりと標準搭載されたファイルマネージャでできること。

Androidをセットアップする際に必須でインストールするアプリの1つにファイルマネージャがあると思います。それだけファイル操作に対するニーズは高いと思いますが、これまでAndroidでは標準装備としてファイルマネージャを持ちませんでした。

今回、Android 6.0 Marshmallowではファイルマネージャが実装されましたが、独自のアイコンは持っていないため、隠れた実装になっています。

screenshot:https://www.android.com/intl/ja_jp/versions/marshmallow-6-0/

How-To Geekで紹介されていたMarshmallowのHidden File Managerを紹介します。

Android 6.0 Marshmallowのファイルマネージャには以下のステップでアクセスします。
1. 設定から、ストレージとUSBをタップ
2. 内部ストレージ画面の外部メディアをタップ


内部ストレージ画面がファイルマネージャのトップディレクトリになります。

ファイルマネージャ機能

ディレクトリと階層の表示

内部ストレージをトップディレクトリとして、左上に現在のディレクトリが表示されます。ディレクトリ名の右側に下向きの白い三角が表示されている場合は、ディレクトリをタップすることでトップディレクトリから現在のディレクトリまでの階層が表示され、階層表示されたディレクトリ名をタップすることで階層内を移動できます。

ファイルの表示

表示されたディレクトリをタップすることでディレクトリ内のファイルを表示します。ファイルをタップすると関連付けされたアプリでファイルを開くことができます。

ファイルの選択

ファイルをロングタップすると対象を選択した状態になります。選択状態からさらにファイルやディレクトリをタップすると複数ファイルもしくは複数ディレクトリを選択できます。ファイルの選択状態では右上に共有アイコン・ゴミ箱アイコン・メニューアイコンが表示され、ファイルの共有や削除、メニューアイコンからはすべて選択を選ぶかとコピーを行うことができます。

ファイルの共有

ファイルの選択状態で表示される共有アイコンをタップすると関連付けされた共有ツールで共有することができます(メールやクラウドストレージ、SNSツールなど)。

ファイルの削除 

ファイルの選択状態で表示されるゴミ箱アイコンをタップするとファイルが削除されます。

ファイルのコピー

ファイルの選択状態で表示されるメニューアイコンをタップし、コピーを選択するとGoogleドライブかダウンロードディレクトリ、または内部ストレージの任意のディレクトリへファイルをコピーすることができます。このとき、上部み表示されるディレクトリアイコンをタップするとフォルダを作成の画面となり、保存先となるフォルダを新たに作成することもできます。

検索

上部右から3番目の虫眼鏡アイコンをタップするとファイル検索ができます。検索結果にはファイルのみ表示され、ファイルをタップすることでファイルを開くことができます。ディレクトリ名は検索できません。

ソートの選択

上部右から2番目のソートアイコンをタップすると名前順、更新日順、サイズ順でソート方法を選択できます。

リスト表示とグリッド表示の選択

上部右端のメニューアイコンをタップするとファイルとディレクトリのリスト表示とグリッド表示が選択できます。

画面ショット

リスト表示

グリッド表示


複数ファイル選択


選択したファイルをコピー


コピー先の選択



Android 6.0 Marshmallowに標準で実装されたファイルマネージャの機能は基本的なファイル管理の機能ですが、標準でディレクトリ構成を確認でき、ファイルを操作できるというのは歓迎できます。ただ基本的な機能にとどまるため、LAN上のファイル共有やroot権限でのファイルアクセスなどを必要とした場合にはサードパーティー製のファイルマネージャを用いる必要があります。

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