2015年12月26日土曜日

【格安シムどころじゃない無料のシム登場!】 デジモノステーションの付録がヤバい。その名も 0 SIM (ゼロシム) by So-net

なんということでしょう。
雑誌の付録で500MBまで無料のデータシムが登場です!
昨年、別冊SIM PERFECT BOOK としてIIJmioのシムを付録でつけてくれたデジモノステーションが今年もやってくれました!

これは伝説になるのか、それとも今後こういうスタイルになっていくのか、かなり重要なマイルストンになるような気がします。

今回のはホントにすごいですよ。500MBまでなら永年無料です。にわかには信じがたいものが出てきましたね。

早速入手してきたのでレビューしたいと思います。まだ店頭に残っていたので興味のあるかたは書店にGOです。

ちなみにAmazonは速攻売り切れて、現在は定価越えして1800円前後で売られています。


0 SIM by So-net: 500MBまでなら永年無料のシム

0 SIM by So-net(以降0 SIM)とはどんなものかというと、月刊誌デジモノステーションがSo-netとコラボして2月号に付録でつけて販売されたSIMカードです。
付録としてSIMカードがついているので、雑誌を買えばSIMカードが手元に来ます。この時点で送料はかからず、また初期手数料も無料になっています。

また月間499MBまでを上限とした無料データ通信枠があり、499MBまでであればお金はかかりません。

サービスとしてはデータSIMとなり、SMSと通話は利用できません。

500MBを超えた分からは100MBごとに100円の料金が使った分だけ課金され、2GBを超えた時点で1600円の定額サービスになります。ここから5GBまでは1600円の定額で利用できます。

5GBを超えた場合は200Kbpsの低速通信に制限されますが、100MB/500円でチャージすることで再度、高速通信を利用することができます。

SIMはNTTドコモからSo-netが借り受けたSIMで、回線はNTTドコモの4G/LTE回線を利用します。

速度は下り最大255Mbps、上り最大50Mbps。

NTTドコモ端末とシムフリー端末で利用可能

NTTドコモのSIMを利用しているのでNTTドコモの端末で利用できます。またシムフリーの端末であれば利用できます。端末の利用可否についてはSo-netが動作検証済み端末を公開しています。

So-net: 動作検証済み対応端末一覧

So-netなのでXperiaは当然検証済みですが、ユーザーが多いiPhoneとGALAXY、Nexus 5、パナソニック/シャープ/富士通/NECの国産系、Huawei/.ASUSなどのシムフリー端末などが網羅されています。

利用にあたっては開通手続きが必要

利用にあたっては開通手続きが必要になります。
手続きはアクティベーションと設定の2つです。

1.So-netのアクティベーションサイトからユーザー情報の登録
2.端末にSIMをセットし、ネットワーク設定を行う

なお開通期限が定められており、2016年2月24日までに開通する必要があります。

アクティベーション: ユーザー情報の登録

入手してきた0 SIMを使って、実際に開通手続きをしてみます。
ここではSo-netのアクティベーションサイトからユーザー情報を登録します。

はじめにSo-netのアクティベーションサイトへアクセスして登録までの流れを確認します。

”アクティベーションへ”のボタンを押すとSIM電話番号とパスワードの入力ページになります。

ここでは0 sim の台紙裏面に記載されているSIM電話番号とパスワードを入力します。
次にユーザー情報を入力します。
一般的な回線開通手続きと同様、氏名、生年月日、住所などを記入していきます。規約に同意して”決定”ボタンで次へ。


最後にカード情報を入力してアクティベーションは完了です。これでSIMは利用可能になっています。


ネットワーク設定(APN設定)

ここではSIMを端末に搭載し、端末の設定画面からネットワークの設定を行います。
テスト端末としてNexus 5を使用します。

なおNexus 5はシムサイズがmicroSIM、0 SIMはシムサイズがnanoSIMなのでシムトレーを使ってNexus 5に搭載します。


付録のシムカードを台紙から切り取ります。
クレジットカード程度の大きさの台座からひねって取り外します。

こちらがシムトレー。
Amazonで数百円で売っています。端末側の端子が引っかかって壊れることがあるので僕はトレー下部がフラットな形状になっているものを使用しています。

上段はNexus 5から外したY! mobileのシム、下段はシムトレーに乗せた状態の0 SIMです。端子面を間違わないように外す際に上下をよく確認しておくこと。

SIMを搭載したら設定していきます。
設定方法はSo-netでも公開されています。

So-net公式: スマートフォンの SIM カード挿入・接続設定方法



So-net公式: Nexus 5 の SIM カード挿入 / 接続設定方法 (So-net モバイル LTE)


公式サイトの設定方法はAndroid4.4 KitkatとAndroid 5.x Lolipop版です。

以下のスクリーンショットはAndroid 6.x Marshmallow版です。

設定する値は以下の5つ。

「名前」:so-net
「APN」:so-net.jp
「ユーザー名」:nuro
「パスワード」:nuro
「認証タイプ」:CHAP

それでは設定していきます。

設定から”もっとみる”をタップ

モバイルネットワークをタップ

アクセスポイント名をタップ

右上の+印をタップ

順次パラメータを設定していきます。
「名前」:so-net
「APN」:so-net.jp
「ユーザー名」:nuro
「パスワード」:nuro
「認証タイプ」:CHAP


入力が終わったら右上にある縦に3つ点がならんだメニューから保存を選択し、前画面へ戻ると先ほど設定したso-netの設定ができているのでこの設定を選択。

以上で設定は完了です。

動作テスト

ホーム画面から見ると右上の△にLTEと表示されているのがわかります。ちゃんとLTEをつかんでいるようです。

通知センターから確認すると、きちんと電波をつかんでいるのに”通信サービスはありません|NTT DOCOMO”とメッセージが表示されてしまいます。これはおそらくSMS機能か通話機能付きのSIMであれば出ません。

このまま通信してみましたが、割と重いサイトだと思われるYahooのトップページでもサクサクと表示されました。Speed testでのデータ取得は行っていませんが、体感的には非常に高速です。

終わりに

500MB 永年無料のデータSIMなんて、想像もしてませんでしたがすごいものが出てきたものです。もちろんメインで使うとしたら500MBでは少ないはずですが2段階制の従量課金で5GBまで使えますので、SNS、Webブラウジング程度のデータ使用量でWiFi併用の方であれば十分まかなえると考えます。

格安シムをお試しで触ってみる、眠っている端末をサブ端末として運用するなどコストを考えなくていいのでいろいろ使えますね。それにしては意外なほど速いので本当に驚きです。

僕はこのシムをIIJmioのシムと入れ替えて、子供のLINE端末に使う予定です。現在900円ちょっと払っているので年間で1万円以上節約になってしまいます。

1つ気になるのはSMS無しのデータシムなので、セルスタンバイ問題が出ないか心配ですね。しばらくバッテリーモニターを観察しながらバッテリー消費が異常に多いようであればセルスタンバイ対策をしたほうがいいかもしれません。

>追記
子供のLINE端末として6980円で手に入れたポラロイドのpiguに0 SIM by So-net をセットアップしてみました。以下にレポートしましたのであわせてどうぞ。
Polaroid piguと永年無料の0 SIM by So-netを使った激安スマートフォンのセットアップ

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