Ankerでは、これまでも60W 6ポートのチャージャーをリリースしていましたが、同じ6ポートながら電力供給力を30Wに抑えたPowerPort 6 Liteを廉価版モデルとしてラインナップに加えました。
充電したいデバイスの数は多いが、すべてのデバイスが2A以上の急速充電に対応しているわけではないといった場合に、価格を抑えた魅力的な選択肢ですね。
参考価格は2,999円で、今日現在Amazonでは1,999円にて販売されています。
電源コンセントは1つで複数のUSB充電が可能: マルチポートUSBチャージャー
USB充電に対応したデバイスは日々増え続けています。個人で複数のデバイスを持つこともありますし、家族がいる方はそれぞれスマートフォンをお持ちの場合もあるでしょう。
我が家の場合、常時稼動するスマートフォンは5台。これに加えてタブレットが2台、Kindle、Bluetoothスピーカー、モバイルバッテリーなどもあります。
これらのデバイスを同時に充電するためには最低3つ~4つのUSBポートが欲しいという状況でした。
増え続けるUSB充電ニーズに対応するために、1年くらい前にぼくが買ったのがAnker 製の5ポート USB急速充電器です。
複数デバイスの同時充電に対応でき、コンセントも1つだけですみ、毎日使うものなので充電器を常設できたこともメリットでした。
さまざまなメーカーがある中でぼくがAnkerを選んだ理由は、Googleをスピンアウトした技術者が起こした会社であり、技術力、品質に定評があったため。Amazonの人気上位メーカーでもありました。
現在Anker製モバイルバッテリーも使っており、車用のUSBチャージャーも含めて充電環境はすべてAnker製のものを使っています。
急速充電の進化とマルチポートUSBチャージャーの選び方
以前はiPhone5Sをはじめ、1A充電が主流だったので1ポートにつき5Wの電力供給ができるというのが急速充電の目安になっていました。※ USBは5Vの電圧で、急速充電の電流が1Aなので、
電力: 1A x 5V = 5W
1ポートで5W必要なので、6ポートだったら30Wの電力供給ができるモデルを選べば全ポートで同時に急速充電しても耐えられるという目安になります。
これが、最近になると以前より大電流で急速充電できるモデルが増えており、2A充電が普及しつつあります。たとえば、iPhone6Sは2Aでの急速充電が可能といわれています。
そのため、2A充電を6ポートで提供するには60W 対応のモデルが必要になります。
ただし手持ちの機器すべてが2Aの急速充電に対応しているかというと、以前1A充電のものも多くあるため、全ポートで2A充電に対応するというのは多少オーバースペックとも言えます。
PowerPort 6 Liteは30Wの廉価版モデル
今回PowerPort 6 Liteが発売されたことで、Ankerの6ポートチャージャーは30Wモデルと60Wモデルが選べることになりました。2モデルのデザインは同じで、価格と供給できる電力量に差があります。
PowerPort 6 Liteは30W供給で価格が安く、PowerPort 6ポート 60W は60W供給で価格は高いという位置づけです。
手持ちのデバイスすべてが2A充電に対応しているわけではないがたくさんUSBポートがほしいというユーザーにとって、より低価格で、多くのポート数を利用できる選択肢が広がりました。
前述のように、多少オーバースペックと感じられる環境で利用する場合にはコストを抑えることができるため、かゆいところに手が届くラインナップを増やしてくれたといえます。
個人的には60Wモデルでなく、30Wモデルで十分ですね。
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