このときプライム・ビデオ見放題に魅力を感じてAmazonプライム会員になり、同時にキャンペーン中だったFire TV Stickを注文したのが約1か月前のことです。キャンペーンの内容は、新規Amazonプライム会員がFire TV Stickを買うと4,000円のAmazonギフト券プレゼントというもの。Fire TV Stickが4980円なので4000円のバックがあるとすると980円でAmazon Fire TV Stickを導入できることになります。
もともとプライム・ビデオ見放題を契約してタブレットで視聴するつもりだったのですが、あまりにも安いので勢いでFire TV Stick導入です。
1か月前に注文したので忘れていたのですが、Fire TV Stickが届いていたので開梱から写真など交えてレビューしたいと思います。これまでテレビに接続して使うタイプのデバイスは使ったことはないですが、ざっくりセットアップしてみての感想をいうと期待していたよりずっと面白いもので今のところ満足しています。
Fire TV Stick
AmazonのFire TV StickはテレビのHDMI端子に接続してAmazonなどのデジタルコンテンツを楽しむためデバイスです。USBメモリ程度の大きさですが、OSとしてAndroidベースのFire OSが動いており、CPUはデュアルコア、メモリーは1G、ストレージは8G、ネットワーク接続はWiFiに対応と、ちょっとしたスマートフォン程度の処理能力を持っています。Amazonだけでなく、HuluやNetflixなどのサービスにも対応し、自宅にいながらレンタルビデオを見たり、見放題のストリーミングコンテンツを見たり、音楽を楽しんだりできます。3D描画バリバリといったハイパフォーマンスなゲームは難しそうですが、処理能力が軽いカジュアルゲームも遊べます。アプリが使えるのでYouTubeをテレビの大画面で見ることもできます。Fire TV Stickに対応するアプリはAmazonで確認できます。
Fire TV Stick対応アプリ
上位モデルにFire TVがあり、こちらはCPUがクアッドコア、メモリーは2G、ストレージは8G、形は据え置き型の箱で¥12,980。
このジャンルの製品にはAppleのApple TV(¥18,400~¥24,800)やGoogleのNexus Player(約¥11,000)があり、価格帯的にはFire TV StickよりもFire TVが競合しています。Fire TV Stickは価格レンジも処理能力も低く設定されていてApple TVやNexus Playerよりもライトユーザー向けです。
既存でAppleやGoogleでコンテンツ資産がある方には向かないですが、そういった制約がなく、ビデオをストリーミングで見たいというだけであればFire TV Stickで十分で、Apple TVやNexus Playerより安価に楽しめます。価格が安いというのはデバイスの安さに加えてAmazonプライム会員向け見放題コンテンツが使えるという意味でも安価に楽しめます。
ぼくは24(Twinty Four)がAmazonプライムビデオになっていたので、これを見放題するためにとりあえず1年間の会員になりました。ちょっと古めだけど興味のある映画も見れるので元は取れると思ってます。
Fire TV Stickの開梱と設置
梱包はいつものAmazonの梱包です。箱は高級という感じでもないですが、黒基調のデザインはなかなかかっこいいです。
裏面にはFire TV Stickの製品概要、仕様などが記載されています。
2段梱包の箱には、Fire TV Stick本体、リモコン、説明書、HDMI延長ケーブル、USBケーブル、USB電源アダプタ、電池は Amazonベーシックのアルカリ乾電池単四型が同梱されています。Fire TV Stick自体の電源供給はUSB経由で、電池はリモコン用です。
リモコンは小さく、軽いです。上部の○が十字キーになっていて、少々固い押し心地。○の真ん中が押せるようになっていてEnterキーになっています。中断には6個のボタンが配置され、上3つはAndroidのように戻るボタン、ホームボタン、なぞのボタンの配置です。下3つはビデオ再生用の巻き戻し、再生、早送り。
リモコンは単四2本で動きます。こちらのリモコンはスタンダードリモコンと呼ばれるタイプですが1500円追加すると音声認識リモコン版が買えます。音声認識リモコンの場合は上部にマイクが装備されていて、検索などを音声で行うことが可能。画面上のキーボードをリモコンのボタン操作で入力するのは少々やりにくかったので音声での操作もありかもしれません。ただ、アプリがあって手元のスマートフォンから操作できるので音声操作が必要であればそちらを使えばいいと思いますので音声認識リモコンのニーズは多くないかもしれません。
Fire TV Stick本体は小さく、少し大きめのUSBメモリー程度の大きさ。上部にamazonの刻印、右側に見えるのはHDMI端子。
HDMIの延長ケーブルが付属しています。TV側で直接HDMI端子をさせる場合はいいですが、何らかの理由でさせない場合は重宝すると思います。(ぼくはさせなかったので延長ケーブルを使って接続しました)
Amazon純正USB電源アダプタ。
このUSB電源アダプタの電流は1Aで、通常スマートフォンやタブレットの充電に用いられるものと同じです。
Fire TV Stick本体側面には電源供給のためのmicro USB端子があります。
Fire TV Stick本体にHDMI延長ケーブルを接続して、USBで電源供給するとこのような感じになります。本体は小さくすっきりしてますが、実際の設置用にセットアップすると意外とごちゃごちゃです。
うちのテレビはHDMIが背面で、入力4と入力5が隣接していたためFire TV Stickを直接接続することはできませんでしたので延長ケーブルを使って接続しました。ただし、テレビ背面にブラブラとぶら下がる形になります。リモコンもBluetooth接続なので本体に赤外線受光部があるわけでもないのでテレビ背面に隠れた状態で設置しておけば実用上は使用可能です。Fire TV Stick本体が軽く、ぶら下げても端子部分に負担はかかりませんが見た目の問題で気になる方もいるかもしれません。ぼくの場合、見えない部分なので気にしていません。
Fire TV Stickのセットアップ
HDMI端子を接続してUSBで電源供給を開始し、テレビ側で外部入力に切り替えるとセットアップ画面が表示されます。
起動後、リモコン検出が始まります。
リモコンのペアリングは画面の指示にしたがってリモコンのホームボタンを10秒長押しします。
ペアリング完了。
言語の選択です。
言語の選択が終わると自動的にWiFiを検出します。
無線アクセスポイントがWPSボタンに対応していたので、WPSで接続させました。
無事WPSによるセットアップが終わり、ネットワーク接続開始。
次はAmazonアカウントの設定です。本来、Amazonのウェブサイトで自分のアカウントで購入した場合は登録が完了しているはずなのですが、今回はなぜか登録されていませんでした。通常、登録されていない場合というのはギフトとして送られてきた場合が該当するようです。今回は予約注文から発送まで時間が空いていたのが影響しているのでしょうか。ちなみに以前Kindleを買ったときはアカウントが設定されていましたので電源投入後にアカウントの設定は行いませんでした。
Amazonアカウントを設定し終えるとはれてログイン画面です。ここまで、箱を開けてから20分くらいでした。迷うこともなくすんなり行きましたし、新しいデバイスなのでわくわくしながらやったので楽しかったです。説明書は見ずに作業できました。
Fire TV Stickで使える機能など。
Fire TV Stickの操作画面
説明が終わるとホーム画面へ移行します。画面左側がメニュー、右側にコンテンツが表示されます。はじめにFire TV Stickのメニューを見ていきます。
ホームの下にプライム・ビデオ
映画
TV番組
ウォッチリスト
ビデオライブラリ
ここには視聴手続き済みのコンテンツが入ります。たとえば通常のレンタルビデオコンテンツであれば、購入手続きをするとここに並びます。プライムビデオで見放題のコンテンツの場合も形式上レンタルの購入手続きを行う必要があり、購入手続きを行うとレンタル期間内で見放題の扱いとなり、このビデオライブラリに並びます。プライムビデオのレンタル購入手続きでは0円と表記されており、レンタル購入手続きを行ってもお金はかかりません。
ゲーム
Androidアプリの中からゲームをインストールしてプレイすることができます。
アプリ
ミュージック
写真
設定
設定からはスマートフォンの画面をFire TV Stickに飛ばしてテレビで見ることができるMiracastの設定画面もあります。
最新の機器でも赤外線のことが多いAV機器なので、どうしてもくせで画面の方向を向けて操作してしましますが、リモコンはBluetooth接続なのでテレビに向かってコントロールする必要はありません。地味にうれしいです。その他のBluetoothデバイスもペアリングできます。ゲームコントローラであるとか、マウス・キーボードなどをペアリングして使うこともできるようです。入力はやりにくいのでキーボードは欲しいなと思いましたが、テレビの前にキーボードを置いておくは邪魔ですので、スマートフォンにアプリを入れて操作するのがいいかもしれません。
ストレージは全容量で5.57GBでした。OSはFire OS5.0.3とのことです。
Fire TV Stick上で使うアプリの確認
アプリはメニューからアプリを選択するとインストール可能なアプリ一覧になります。とりあえずYouTubeをインストールしてみます。
YouTubeを起動するとテレビの最適化調整画面になります。上下左右に矢印が出ていて、これが画面のふちぴったりに表示されるように合わせる作業です。難しくはありません。10秒程度で終わります。
画面の調整が終わると起動し始めます。少々待ちます。
起動後にMusicビデオを再生してみました。解像度的にどうなんだろうと思ってましたけど、このMusicビデオはHD画質だったので画質的にはまぁまぁです。流してみる分には全く問題ありません。
ぼくが冒頭のお兄さんの説明を見逃していたかもしれないのですが、Fire TV Stickにはスリープモードが搭載されていて、これに入るためにはホームボタンを長押しし、メニューからスリープを選択すると入れました。これがわからなくてしばらく探してしまいました。
スリープモードから視聴開始するときもリモコンからホームボタンを長押しすることで復帰します。
Amazon Fire TVリモコンアプリ
Fire TV Stickはアプリからコントロールできます。リモコンは軽くていいのですが、若干操作に難ありな部分も感じたのでアプリをテストしてみました。
アプリはAndroid版を試しましたが、iOS版もあります。
インストールして起動すると、このようなシンプルな画面のアプリです。左のメニューから同一の無線LAN上に存在するFire TV Stickを検出するので選択すれば操作できます。
中断のグレー部分をスワイプ、タップ操作することでメニューやコンテンツ画面を操作できます。レスポンスは良く、リモコンとして使う分には問題ないです。
画面上部のマイクアイコンをタップすると音声入力できます。できるのはわかったのですが、まだ試してません。あんまり音声でのデバイス操作って慣れないですよね。機械に向かってぶつぶつ言うのは抵抗があるのかもしれません。これを普通に使うになってくると未来っぽいですね。人間がまだまだ対応してない感じです。
画面下部の6つの点をタップするとビデオ再生用の巻き戻し、再生、早送りボタンが出てきます。
ホームボタン長押しでスリープモードにも対応しています。
アプリの機能はこれだけで、シンプルです。シンプルですがリモコンとしての機能を備え、スマートフォンのマルチタッチの操作性でFire TV Stickを操作できるのは好感触でした。
ホームボタン長押しでスリープモードにも対応しています。
アプリの機能はこれだけで、シンプルです。シンプルですがリモコンとしての機能を備え、スマートフォンのマルチタッチの操作性でFire TV Stickを操作できるのは好感触でした。
総括
ひととおり操作後にFire TV Stick本体を触ってみると結構発熱してました。ちっちゃいボディーで頑張ってくれていたようです。操作感としては、速い!ということはないですが、むちゃくちゃ遅いということもありません。コンテンツの読み込み時に若干もたつく感じもありますがネットワーク速度に影響するのでFire TV Stick側だけの問題とも言い切れないです。コントローラは重量が軽い点は高評価、ただし十字キーになっている○ボタンがコチッ、コチッという若干固めの押し心地なのでメニュー選択やコンテンツ選択をしている際に手が疲れてきました。ここはアプリを使ったほうがよさそうな気がしています。
またコンテンツは横一列でズラズラと表示されるので、一覧で目視できません。お目当てのコンテンツにたどり着くまで横スクロールを繰り返さなくてはならず、若干使い勝手はよくないです。
検索機能はついていますが余計なコンテンツもヒットしてくるので、コンテンツ画面から目視で探したほうが無難でした。
ちょうどレビューなどが出始めたApple TVなどと比較して、操作性の面で洗練度は一段低いのかもしれません。
気になった点を含めて、圧倒的なコストパフォーマンスと一定レベルの商品性はクリアしていてぼくとしては満足度は高めです。今後、元を取るつもりでプライムビデオを見まくってやろうと思ってます。
時間の確保が一番の問題かも・・。
今度は格安で販売されているFire タブレットが欲しくなって困ってます。¥8,980がプライム会員限定で¥4,000 OFFですから。
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