2015年12月3日木曜日

【EveryPhoneって知ってますか?】 あの電気屋さんのオリジナルWindows 10 Mobile phoneを店頭レビューしてきました

10月14日、日本マイクロソフトが都内で開催した「Windows 10 Partner Device Media Briefing」イベントで、日本市場向けにWindows 10 Mobileデバイスの開発を表明しているのはVAIO、サードウェーブデジノス、日本エイサー、トリニティ(NuAns)、マウスコンピュータ、プラスワン・マーケティング(FREETEL)の6社であるという報道がなされていました。
世界的に見て、未だWindows 10 Mobileデバイスが発売されていない状況の中で、FREETELは同社のWindows 10 MobileデバイスであるKATANA01を11月30日発売と設定し、おそらく世界初になるであろう、というプレス発表を行ったのでした。

すると、この後電撃的にヤマダ電機からオリジナルのWindows 10 Mobileデバイスが発売されるという報道がなされ、世界ではじめてWindows 10 Mobileデバイスを発売するのはどこになるのか、というちょっとしたゴシップ的ネタに発展したのでした。

これを受けFREETELは11月25日から先行予約販売を実施し、ヤマダ電機は予定どおり11月28日に販売を開始しました。このような状況で実際にどこが世界初であるのかについてぼくは伺い知りません。しかし、ヤマダ電機オリジナルのWindows 10 Mobileデバイスというものが、ぼくの頭にインプットされたことは事実で、ヤマダ電機の戦略もFREETELの戦略も見事にマーケティング的な価値を得ているのだと思います。
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今日、ふらっと立ち寄ったヤマダ電機の小型店舗で唐突にヤマダ電機オリジナルWindows 10 Mobile phoneの展示品を見かけました。急にヤマダ電機のWindows 10 Mobileデバイスがどんなものなのか興味が沸いてきて、急遽製品チェックしてきたのでレポートします。ちなみに、ヤマダ電機オリジナルWindows 10 Mobile phoneの名前が、EvreryPhoneです。



ヤマダ電機 EveryPhone 店頭展示品レビュー

店舗は1Fが携帯売り場、2Fがアクセサリー売り場の小さな店舗です。携帯売り場の一角がSIMスリーを集めた売り場になっていて、Huawei P8Light、ASUS ZenPhoneシリーズ、FREETEL、ヤマダ電機オリジナルのスマホやタブレットなどが販売されています。平日19:00ころでお客さんは全くいませんでした。

EveryPhoneの展示機は販売されている色違いの白と黒両方が置いてありました。


現在キャンペーン中で特典が3つありました。
特典1.Yamada SIMプレゼント
特典2.Bluetoothキーボートプレゼント
特典3.液晶保護フィルムプレゼント

分割プランも提示されていましたがざっくりいうと端末代金は39800円です。

特典1のYamadaSIMはU-MOBILEのOEMで、ここでの金額は音声通話付SIMが1480円、データ通信+SMSが830円、データ通信SIMが680円。それぞれ1GB以下であればこの値段で、1GBを超えると1780円、1050円、900円の2段階定額というもの。

これ以外にもプランはあるようです。→YamadaSIM

こちらは特典2のBluetoothキーボード。先着3000名とのこと。

ヤマダ電機 EveryPhone: ディスプレイ

2色のカラーバリエーションで、ホワイト+ゴールドとブラック+ダークブルー。画面は5.5インチと大きく、ディスプレイの明るさも問題ありません。解像度は1280x720ですが一見して画が粗いという印象もありません。デザインはどこかで見たことのあるような、ないようなといった感じで、iPhoneっぽくもあるがXperiaっぽくもあるという印象を受けました。遠目に見る分には問題ないです。



ヤマダ電機 EveryPhone: 本体右側面

 本体右側面には電源ボタンとボリュームボタン、それにSIMかSD memoryのスロットが配置されています。質感はプラスティッキーです。マット仕上げのブラックなどであればそこまで安っぽくは見えないのですが、これは塗り仕上げになっていて、結構安っぽい印象を受けました。

本体右側面、上部のスロット。ふたで隠すタイプです。一見防水っぽいふたですが、防水かどうかはわかりません。おそらく防水ではないと思います。

ヤマダ電機 EveryPhone: 本体左側面

 本体左側面にもSIMかSD memoryのスロットが配置されています。

右側面のスロット同様にふたで隠すタイプ。

ヤマダ電機 EveryPhone: 本体裏面

本体裏面は、素材がガラスであるのか確認しませんでしたがどことなくXperiaを思わせるガラス調の光沢のある仕上げです。


ヤマダ電機 EveryPhone: 本体上部と下部

本体下部は一見何もありませんが、よく見ると右のほうに穴があります。おそらくマイクだろうと思われます。質感はプラスチックを塗った感じです。

本体上部にはUSBポートとマイク&ヘッドホンコンボジャック。


ヤマダ電機 EveryPhone: ホワイトモデルの側面、上部下部

 なぜかホワイトモデルの方が、外枠の塗り部分のゴールドが目立って安っぽい印象を与えます。





ヤマダ電機 EveryPhone: 仕様

製品型番EveryPhone BK / EveryPhone WH
カラーブラック / ホワイト
インストールOSWindows 10 Mobile
プロセッサーSnapdragon 410 1.2GHz
ディスプレイ5.5インチ, 720×1280(267dpi)
メインメモリ2GB RAM
記憶装置32GB
テザリング最大8 台
通信機能FDD-LTE:
(Band:1/3/19)
BluetoothBluetooth 4.0
無線LANIEEE 802.11 b/g/n
外部インターフェイスMicroUSBポート x1
microSIMスロット x1
microSD x1(最大64GB)
マイク&ヘッドホンコンボジャック x1
質量138.6g
外形寸法 ( 縦×横×厚さ)154.8mm×78.6mm×6.9mm
バッテリー2,600mAh
カメラ背面:1300 万画素
前面:500 万画素
GPSGPS / A-GPS
センサー照度&近接 / 加速度 / 電子コンパス
価格 39,800円

総評

それほど興味を持っていたわけでもなく、FREETELと発売日を争ったあたりでゴシップ的に名前を聞いていた程度で実物を見に行きました。事前の声としては、動作がスムーズでWindows 10 Mobileという目新しさもあるため、価格さえもう少し安ければ買ってもよかったという声があったようです。実物を見た印象としては、確かにこの価格では難しいという感想と、少々どこかのモデルに似せて作りすぎていてなんとなく恥ずかしさを感じるデザインと質感でした。

そういう意味では、同じWindows 10 MobileのFREETEL KATANA 01は、このモデルの半額以下にも関わらず安っぽくもなく、またロースペック故に意外なほど動作がスムーズであったことなどから改めて見直してしまいました。

参考リンク

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