2015年12月18日金曜日

【シリーズ #xperiaアンバサダー】Xperia Z5 開発者から聞くこだわりのポイント 「Xperia Z5タッチ&トライ」アンバサダーミーティングに参加してきました その2


前回の記事から、引き続き12月10日(木)にソニーモバイルコミュニケーションズさん主催で開催された「Xperia Z5タッチ&トライ」アンバサダーミーティングの模様をお伝えします。

2回目の今回はカメラについてです。開発者のヤマモト氏から念入りに3種の特徴をアピールしていただいたので、多少技術よりな説明についてプレゼンを交えながらお伝えしていきます。


Xperia Z5:カメラについて

カメラ開発担当ヤマモト氏登壇。

とくにアピールしたいことは3つ。
1.世界の最速AF
2.強力な動画手ぶれ補正
3.Mobile Clear Image(ズーム)

Xperiaカメラの特徴:全般

レンズ、イメージセンサー、画像処理エンジンといった画質に影響する構成部品をすべてSONYが製造している。

SONYが培ったイメージセンサー技術、αのレンズや画像処理エンジンのノウハウを凝縮し、Xperiaのカメラの開発を行っている。

Xperiaカメラの特徴:イメージセンサー

有効画素2300画素のイメージセンサーを新規に開発
従来、2070万画素のイメージセンサーを16:9のアスペクト比で使用し、1550万画素で用いていたが、今回開発したイメージセンサーは16:9でも有効画素2000万画素を持ち、より高解像度になっている。

イメージセンサーは画素数を増やしただけでなく、スマートフォンの中では最大といわれる1/2.3インチサイズを採用、高感度化を狙っている。(このサイズはコンパクトデジカメに採用されるサイズ)

また高画素数になっただけでなく、高速オートフォーカスを実現するために像面位相差AF専用画素をセンサー内に埋め込んでいる。(Phase Detection pixels)

カメラモジュールを構成するレンズユニット、アクチュエータユニット、イメージセンサーをすべて新規に開発した。

Xperiaカメラの特徴:高速オートフォーカス

新規開発のアクチュエータユニットと画像処理エンジンの進化により世界最速の0.03秒オートフォーカスを実現。

プレゼン写真は、実際のZ5を使用してプロスケーターを撮影したもの。空中に浮いている一瞬を撮影することが可能。

従来はコントラストAFによりレンズユニットを上下することによりピントを合わせていたが、Z5ではコントラストAFと像面位相差AFを組み合わせることで高速かつ高い精度のAFを実現している。

像面位相差AFは原理的に中心でしか特性がでにくいため、画面の周辺で像面位相差AFによるフォーカスを合わせることは難しいが、Z5に搭載したカメラでは100%全画面領域において像面位相差AFによってフォーカスを合わせることが可能。

Xperiaカメラの特徴:レンズ

Z4と比較してさらに広角となる35㎜換算で24mmのレンズを採用。

低背レンズと呼ばれる厚みの薄いレンズを開発。フラットな背面のデザインに貢献。

Xperiaカメラの特徴:動画手ぶれ補正とフォーカス精度

被写体と一緒に撮影者が動いても手ぶれを補正し、スムーズな動画を撮影することが可能。たとえば自転車にカメラをマウントして撮影したとしてもかなりスムーズな動画が撮影できる。

走ってくる電車を撮影し、A社製スマートフォン、B社製スマートフォン、Xperia Z3、Xperia Z5を比較。移動し近づいてくる被写体に対し、画面左上のZ5は電車にピントが合うが同タイミングで他機種3種ではピントが合わない。

従来機種と比較してソフトをチューニングしてあり、夜景のようにシャッタースピードが伸びてブレてしまうようなシーンでもブレずにきれいに撮れるようになった。

手ぶれに関するデモの動画。
Z5で進化した手ぶれ補正機能、Inteligent Active Mode。
左がONの状態、右がOFFの状態。

自転車にマウントして動画をとった場合。
左上がZ5、右上がZ3/Z4、下2段が他社。
他社では歪みが出てしまっている。
自転車の場合、細かく大きい振動が加わるため補正しきれず動画としてはブレた動画になってしまうが、Z5は強力な補正機能をもっておりスムーズな動画をとることができる。

Xperiaカメラの特徴:ズーム

光学ズームではなく、デジタルズームの一種。
イメージセンサーの高画素化とソフトウェアにより5倍までのデジタルズームがほぼ劣化を伴わずに可能。コンパクトデジタルカメラのように光学ズームを搭載していないが、屋外の好天下においては十分に劣化のない映像をとることが可能。野外フェスなどで活用してもらいたい。

Z3では3倍だったものがZ5では5倍へ進化。ユーザーインタフェース状もズームを用いている際に何倍のズームで動作しているかを表示するようにした。

Xperiaカメラの特徴:プレミアムおまかせオート機能の進化

従来のおまかせえオート機能に加えて、おまかせオートの撮影モードにおいて色合いの微調整を行うことが可能となった。たとえばイベント中でみなさんが撮影されたお好み焼きを例した場合、蛍光灯かでの撮影では若干色味を赤くして撮影するときれいにとることができる。

Xperiaカメラの特徴:AR(拡張現実)機能

写真や動画にAR(拡張現実)を重ねる特殊効果。Google PlayストアからARをダウンロードし、追加することが可能。

カメラアプリをデフォルトで搭載。

今日はここまで

今日はここまでにして、次回以降はハイレゾやノイズキャンセリング機能を搭載したオーディオ、バイノーラル録音デモ、アスキー連動企画、展示レポートなどをお伝えしたいと思います。

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