1週間ほど前に予約が始まって、2~3日前、確か11月29日(日)あたりだったと思いますが、そのあたりで実際に買えるようになりました。当初は在庫100台あったものが、本日時点で黒は49台、白は78台にまで減っています。お値段は¥85,900!すごいお値段。このペースだとあと2~3日で売り切れになりそうな勢いですね。特に黒が人気というのが面白くて、普通白っぽい端末の方が人気が出るものなんですが、この辺りはユーザの傾向を表しているような気がして興味深いです。ちなみに、ぼくの手持ちの端末はすべて黒です。
いよいよ発売になったMicrosoft Lumia950XLについて少しおさらいしておこうと思います。
Microsoft Lumia 950XL: Nexus 6Pとのスペック比較
同じプロセッサ、ディスプレイサイズとしてGoogle Nexus 6Pと比較してみました。気になる点としては、LTEの対応バンドの部分です。いわゆるプラチナバンドと呼ばれる800Mhz帯には対応していません。800Mhz帯は遠くまで届き、建物内でもつながりやすいといわれ、シムフリーのグローバルモデルが指摘を受けることが多いポイントです。なお個人的にはNexus5がこのバンドに非対応ですが、ぼくの行動範囲で不都合を感じたことはありません。山間部など基地局の少ない地域の場合は注意が必要とのこと。
Microsoft Lumia 950XL | Nexus 6P | |
OS | Windows 10 Mobile | Android 6.0 Marshmallow |
カラー | ブラック、ホワイト | アルミニウム、グラファイト、 フロスト、ゴールド |
サイズ | 151.9 x 78.4 x 8.1 mm | 159.3 x 77.8 x7.3mm |
質量 | 165g | 178 g |
CPU | Qualcomm Snapdragon 810 オクタコアプロセッサ (2.0GHz + 1.5GHz) | Qualcomm Snapdragon 810 オクタコアプロセッサ (2.0GHz + 1.5GHz) |
コア | 8 | 8 |
メモリ | 3GB RAM | 3GB RAM |
ストレージ | 32GB MicroSD | アルミニウム,グラファイト:32GB/64GB フロスト:64GB ゴールド:64GB MicroSD cardなし |
無線LAN | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth V4.1 | Bluetooth V4.2 |
SIMタイプ | nanoSIM | nanoSIM |
無線規格 | FDD-LTE: (Band:1/2/3/4/5/7/8/12/17/20/28) | FDD-LTE: (Band:1/2/3/4/5/7/8/9/17/19/20/28) |
ディスプレイ | 5.7”, 2560x1440 WQHD 有機EL(AMOLED) Corning Gorilla Glass 4 | 5.7インチ, 2560X 1440(WQHD) 有機EL(AMOLED) Corning Gorilla Glass 4 |
バッテリー | 3340 mAh | 3450 mAh |
カメラ
| 前面 500万画素 | 前面 500 万画素 |
背面 2000 万画素 | 背面 1230 万画素 | |
センサー | 加速度, ジャイロ, 気圧, 近接, 環境光, 磁力 | 指紋, 加速度, ジャイロ, 気圧, 近接, 環境光, ホールセンサー, Android コンテキスト ハブ |
価格 | 85,900円 (Expansys実売価格) | 74,375円 (32G版、Expansys実売価格) |
Microsoft Lumia 950XL:: 特徴とMicrosoftのデバイス戦
Microsoft Lumia 950XL(950)は、OSの開発会社であるMicrosoftがハードウェアをリリースしていますが、これはOSとハードウェアを一つの会社が開発しているという意味で、ソフトとハードの緊密な連携が期待できます。このリリース形態を持つデバイスには、AppleのiPhoneやGoogleのNexusシリーズがあり期待に応え成功を収めています。ソフト会社がハードを出すことにより、スペックが高いだけではなく、ソフトウェアとのチューニングによって最高の性能が期待できます。
Microsoftは、近年Operating Systems GroupとMicrosoft Devices Groupという、OSの開発チームとハードウェア開発チームをWindows and Devices Group (WDG)という1つのチームに統合しました。Windowsによるパーソナルコンピューティングをさらに進めるビジョンを推し進めるためです。
統合されたWDGはWindowsをサービスとして利用する新しい提供形態を実現させようとしており、そのためにすべてのタイプのMicrosoft device上で同一のソフトウェアWindows 10を動作させることを目標としています。こうした大きな動きで新たなカテゴリーを創出し、Windowsを軸とした需要を喚起しようとしています。
この、すべてのタイプのMicrosoft device、とはラップトップ/タブレットのSurface、ホログラムコンピューティングデバイスのHoloLens、スマートフォンデバイスのLumia、ウェアラブルデバイスのMicrosoftBand、そしてゲームデバイスのXboxのことです。
Microsoft Lumia 950XL:: 高い放熱性能を実現 Liquid cooling technology
Microsoft Lumia 950XL:: スマホがパソコンに Continuumとdisplay dock
もう1つ、Microsoft Lumia 950XL(950)の代表的な機能として挙げられるのがWindows 10 ContinuumとMicrosoft display dock です。
ContinuumはWindows 10に搭載されたソフトウェアで、Windows 10がどのようなデバイス上で動作しているのかを瞬時に検知して、動作モードを変更するための機能です。Surfaceにキーボードカバーが接続されていればラップトップとして動作させ、カバーが外されれば瞬時にタブレットモードに移行できるのはContinuumのおかげです。
そして、Lumia 950XL(950)はMicrosoft Display Dockを接続することで外部モニターやUSBポートを拡張することができます。ContinuumによってMicrosoft Display Dockに接続されたディスプレイサイズが検知され、アプリの表示が瞬時に最適化されます。このとき、外部ディスプレイ上にはスタートメニュー付きのデスクトップライクな操作環境が拡張され、外部モニター上に表示された Word, PowerPoint, Excel, Outlookなど主にOfficeアプリはPCライク操作できるようになります。Windowsを軸とした新たな需要の喚起、新たなユーザー、新たな市場というものの一端が少し垣間見える気がするのがこのシステムの素晴らしいところです。これ1つあれば、たとえば自宅にはPCは要らないんじゃないか?どこでも持ち歩けるパーソナルコンピューティングの新しい形が見えてくるんじゃないか?そんな期待を抱かせてくれる未来のデバイスです。
ContinuumはWindows 10に搭載されたソフトウェアで、Windows 10がどのようなデバイス上で動作しているのかを瞬時に検知して、動作モードを変更するための機能です。Surfaceにキーボードカバーが接続されていればラップトップとして動作させ、カバーが外されれば瞬時にタブレットモードに移行できるのはContinuumのおかげです。
そして、Lumia 950XL(950)はMicrosoft Display Dockを接続することで外部モニターやUSBポートを拡張することができます。ContinuumによってMicrosoft Display Dockに接続されたディスプレイサイズが検知され、アプリの表示が瞬時に最適化されます。このとき、外部ディスプレイ上にはスタートメニュー付きのデスクトップライクな操作環境が拡張され、外部モニター上に表示された Word, PowerPoint, Excel, Outlookなど主にOfficeアプリはPCライク操作できるようになります。Windowsを軸とした新たな需要の喚起、新たなユーザー、新たな市場というものの一端が少し垣間見える気がするのがこのシステムの素晴らしいところです。これ1つあれば、たとえば自宅にはPCは要らないんじゃないか?どこでも持ち歩けるパーソナルコンピューティングの新しい形が見えてくるんじゃないか?そんな期待を抱かせてくれる未来のデバイスです。
Charging connectors
USB-CAV connectors
DisplayPort, HDMI ConnectorSystem connectors
DisplayPort over USB-CUSB
2 x USB 2.0, USB 2.0 high current charging port特別なWindows phone、Microsoft Lumia 950XL
スマートフォンでMicrosoft Display Dockと連携させてContinuumを動作させるためのシステム要件はContinuum for Phoneに掲載されています。最小要件はSnapdragon 808かSnapdragon 810、RAMが2Gとなっており現状発表されているWindows 10 Mobile phoneではこの要件を満たす機器は非常にすくなく、また端末の負荷も想定されます。ユーザーとしてこれら最新機能を安定して使うことを考えた場合は、Lumiaが最有力候補になるわけですが、問題は価格です。ぼくもLumia 950XL欲しいんですが、価格が価格なのでホイホイ買うわけにもいかないですね。
ただ冒頭のExpansysで飛ぶように売れているところを見ると市場の期待感は想像以上のものがあるし、これを買ってる人はSurface Pro 4かSurface Bookも持ってそうな気がしますね。
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