2015年11月25日水曜日

【 5インチ版ASUS ZenFone 2 Laser(ZE500KL)レビュー その1 】 尖ってないが買いやすさが最大の武器

最新のCPUに、大型高精細ディスプレイ、表現力を高めたカメラ、アルミ筐体の高級仕様などあげればキリがない最新ハイエンド機の特徴ですが、円安の影響もありちょっと高すぎると感じることもしばしば。

使ってみれば間違いなく新型のハイエンドは良いであろうということはわかりますが実際に使いこなせていない機能については無駄な投資ともいえます。

ぼくの場合、スマホに出せる心理的な上限金額は4万前後、サイズは5インチより大きいほうがよく、仕様はハイエンドのほうが好きですが実際の使い方はミドルクラスで十分のようです。これまでのベストバイモデルは今も使っているNexus5で、価格・性能・サイズ・ソフトウェアの対応まであわせてこのモデル超えるものは今のところありません。
白基調のzenfone2laser外箱
現状に不満がないので乗り換えの意欲もないのですが、最近勢いのある3万円前後のミドルクラスを触ってみたくなり、何度か記事にする中で良さそうだったASUS ZenFone 2 Laserを買ってみることにしました。

過去記事

ZenFone2シリーズ向けにAndroid 6.0 Marshmallowのアップデートを検討
ZenFone2 Laserにスペックアップ版6インチモデル(ZE601KL)を追加


尖ってないが買いやすさが最大の武器

ZenFone 2 Laserには5インチ版のZE500KLと6インチ版のZE601KLがあり、ディスプレイサイズ以外にも仕様が異なります。今回買ったのは5インチ版のZE500KLです。

改めてスペックシートを見て、CPUの処理性能は体感的にどうか、ストレージ16GBはどうか、SDメモリーを追加しての使い勝手はどうか、ディスプレイは体感的にどうか、といったスペックシートに出てこない部分を実機で確認してみたいと思います。

ZenFoneは5のときが価格性能比が抜群で、飛びぬけた存在感を放っていたのですがZenFone2に世代交代した時点で高性能・高価格方向になってしまったイメージがあります。

その後、2015年7月にリリースされたZenFone 2 Laser(ZE500KL)はZenFone5のような購入しやすさで登場し、ASUSさんのブランドイメージにもぴったりでした。ZenFone5の穴を埋める良いバランスの製品だと思います。

どうしてもハイエンド機が基準となるプロによるレビューはきびしめの評価も聞かれますが、口コミコメント欄に見られる市場の声はおおむね良いレビューが多く、世の中の皆さんも価格が安く、そこそこ不満のない性能というものを求めているんだよな、と実感します。ZenFone 2 Laserは超ハイエンドなとがった部分はないですが、なかなかのできの良い端末のようです。

ASUSさんには、これからも高品質ながら買いやすい価格帯の製品でがんばってもらいたいところです。

5インチ版(ZE500KL)と6インチ版(ZE601KL)のスペック比較

ZenFone 2 Laser (ZE500KL)ZenFone 2 Laser (ZE601KL)
OSAndroid 5.0 (Lollipop)Android 5.0 (Lollipop)
カラーブラック/ホワイト/レッドグレー/ゴールド/レッド
サイズ143.7 ×71.5 ×3.5 mm ~ 10.5 mm164.55 x 84 x 3.9mm ~ 10.55mm
質量145 g190 g
CPUQualcomm Snapdragon 410Qualcomm Snapdragon 616
コア48
メモリ2GB RAM3GB RAM
ストレージ16GB eMCP
MicroSD card (up to 128 GB)
32GB eMMC Flash
MicroSD card (up to 128 GB)
WiFi802.11 b/g/n802.11 a/b/g/n/ac
BluetoothBluetooth V4.0Bluetooth V4.1
SIMタイプmicroSIM ×2microSIM ×2
無線規格
FDD-LTE: (Band:1/3/5/6/8/9/18/19/28)
W-CDMA (HSPA+) :(Band:1/2/5/6/8/19)
FDD-LTE: (Band:1/2/3/5/6/8/9/18/19/28)
TDD-LTE: (Band:38/39/40/41)
WCDMA :(Band:1/2/5/6/8)
ディスプレイ5インチ, 1,280×720ドット(HD),IPS6インチ, 1920x1080(Full HD), IPS
バッテリー2400 mAh リチウムポリマーバッテリー3000 mAh リチウムポリマーバッテリー
カメラ
前面 500 万画素前面 500 万画素
背面 1300 万画素背面 1300 万画素
価格30,024 円45,144 円


ZenFone 2 Laser (ZE500KL) 開封レビュー

外箱はシンプルな白基調にZenFone2Laserをあしらったデザイン。コンパクトにまとまっています。
シンプルな白基調のZenFone 2 Laser(ZE500KL)外箱デザイン



トレー状に収納された箱を引き出すと本体が格納されています。本体下の箱は、本体背面のラウンド形状にとった形の箱になっていて収まりがぴったりしたものです。
ZenFone 2 Laser(ZE500KL)外箱はスライド式で、引き出しの中に本体が格納されている

本体箱は2重構造で、下部には充電器、USBケーブル、カナル型イヤホン、イヤホンの交換パッド、マニュアル、保証書、サポート情報が同梱。
ZenFone 2 Laser(ZE500KL)の梱包は2段箱となり、充電器、USBケーブル、カナル型イヤホンなどがコンパクトにまとまる。

カナル型イヤホンはASUSのロゴ入りデザインにASUS得意のヘアライン加工をあしらったものです。割と高級感はあるものの、セットものなので音質はそれなりかと思われます。ぼくはイヤホンは全くこだわりがないので、このレベルで十分ですが。
ZenFone 2 Laser(ZE500KL)に付属するイヤホンにはASUSロゴとヘアライン加工が施されている

USB充電器もASUSロゴ入り。
ZenFone 2 Laser(ZE500KL)純正充電器はロゴ入り、出力は5.2V1A。

出力は5.2V/1.0A。

5インチの本体は大きすぎず、背面のラウンドデザインと角の丸みで手にフィットします。

梱包状態では本体はフィルムに包まれた状態。

ディスプレイ前面下部にはナビゲーションキーを装備。キー自体はAndroid5.0Lolipopの△○□ではなくて、Android4.4Kitkat以前の戻る/ホーム/メニューボタンを踏襲したデザイン。このシリーズのアイデンティティになりつつある前面下部にはヘアライン加工入り。
ZenFone 2 Laser(ZE500KL)ディスプレイ下部にはヘアライン加工が施されている

全面、背面の構成はマニュアルに詳しいです。
マニュアルより抜粋:
http://dlcdnet.asus.com/pub/ASUS/ZenFone/ZE500KL/J10021_ZE500KL_EM_WEB_only.pdf
背面上から左にフラッシュ、中央がカメラ、右がレーザーフォーカスです。このレーザーフォーカスが機器の名称の由来でもあり、写真を撮る際のフォーカススピードが速いとのこと。ボリュームキーが背面にあるんですね。電源ボタンは上部、下部にmicro USBポートを装備。側面には何もありません。マットブラックの塗装は、個人的には非常に好きなカラーです。作りはしっかりしており、デザインはすっきりでかっこいいですよ。
ZenFone 2 Laser(ZE500KL)背面はすっきりしたデザインにマットブラック塗装、カメラとボリュームボタンを装備。

側面からみると厚みは平均的ですが、ラウンドしており端に行くほど薄くなります。中央の最も厚みのある部分で10.5 mm、端の最も薄い部分で3.5 mm。手になじみ厚さは感じさせません。
薄さは平均的だが、中央部が厚く、端に行くほど薄い

シムとSDメモリーカードスロットにアクセスするには背面カバーを外す必要があります。右側面、下部に切り欠きがあり、ここから背面のカバーをパチパチと外していきます。多少固めにはまっています。
シムスロット、SDメモリースロットへのアクセスには背面カバーの取り外しが必要。

完全に背面カバーは外れます。最近のモデルはiPhoneをはじめ、Nexusも背面が外れないのでここまで外れると分解しているような気分で多少抵抗がありますね。実際はバッテリーを交換できたり、カバー自体を交換できたりとメリットが多いです。
背面カバーを外すとバッテリー、シムスロット、SDメモリースロットへアクセス可能。
背面、ボリュームボタンの左右がシムスロットです。
左がmicroSIMカードスロット2、右はmicroSIMカードスロット1とmicroSDカードスロットのコンボスロットになっています。
シムスロットは2つ装備。SDカードスロットはシムスロットとのコンボスロットとなる。

同梱のマニュアルは日本語化されており、背面カバーの外し方からシムスロットへのアクセス、各スロットの役割などが記載されており迷うことはありませんでした。
マニュアルにはわかりやすくシムスロット、SDメモリースロットの説明が記載されている。

本日はここまでにして、次回SIMスロットにシムを搭載してネットワーク設定をして、Zenfone独自ユーザーインタフェースのZenUIの操作レビューしようと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿