2015年11月13日金曜日

【Android Wear セルラーサポートを提供】 世界初、単体でLTEをサポートするLG製スマートウォッチは北米から販売開始

Android Official Blogでは、Android Wearでセルラーサポートが提供されると発表されています。
Android Official Blog : Cellular support comes to Android Wear
世界初の単体LTEサポート機能を搭載するLG Watch Urbane 2nd Edition LTE
10月に発表されたLG Watch Urbane 2nd Edition LTEでは、LTE/3G接続機能をハードウェア的に搭載していましたが、Android Wearがサポートしていませんでした。今回のアップデートでAndroid Wearがソフトウェア的にこの機能をサポートすることになりました。これによってスマートフォンとペアリングせずにスマートウォッチ単体でLTE/3G接続が可能になります。
スマートウォッチ単体でLTE/3G接続できるとどのような恩恵があるかというと、たとえば隣の部屋にある電話に着信したことや、電話をおいて外出をした場合でもメッセージを受け取るといったことができるそうです。ペアリングしたスマートフォンとのBluetooth接続やWiFi接続が切れたら、再度スマートフォンを検知するまでの間は自動的にLTE/3G接続へ切り替わるとのこと。

セルラーサポートの最初のモデルはAndroid Wear WatchはLG Watch Urbane 2nd Edition LTEです。

LG Watch Urbane 2nd Edition LTE.
OSAndroid Wear v. 1.4.0.2324143; Android OS 6.0
ディスプレイP-OLED (480 x 480 pixels), 348 ppi
チップセット1.2 GHz Quad-Core Qualcomm Snapdragon™
バッテリー570 mAh
ストレージ4 GB
RAM768 MB
Bluetooth4.1 + BLE
Wi-Fi802.11 b/g/n 2.4 GHz
センサー9軸 ジャイロ/加速度センサー/コンパス/ 気圧/PPG(心拍センサー)
オーディオビルトインマイク
サイズ直径45.5mm/厚み14.2mm
Weight約92g
待ち受け時間2.5日
バンドカラー
本体ステンレス

物理ボタンを3つ搭載していて、履歴、LG Health fitness app、時間を見るために表示するwatch faceなどへのクイックアクセスが可能。Apple Watchにも使用されている480x480 LG製P-OLED(プラスチック有機EL)ディスプレイは348ppiの高精細。9軸 ジャイロ/加速度センサー/コンパス/ 気圧/PPG(心拍センサー)を内蔵し、さまざまな情報をアプリに提供します。

アメリカではLG Watch Urbane 2nd EditionをAT&TかVerizonから販売。北米AT&Tのサイトでは、2年間の回線契約込で$199.99にて販売されています。

アメリカ以外では今後数カ月のうちに販売される見込みですが、サポートされる機能はキャリア事に変更されるとのこと。シムフリー版については不明。

このゴツいスマートウォッチをはめてランニングというのも考えにくいですが、スマートウォッチの機能的な方向性としてはポケットやアームバンドにスマートフォンを固定してランニングしたりせずに、スマートウォッチ単体を身に着けていれば良いという方向を向いているようです。(もしくはタブレットのようにWifi/BluetoothモデルとLTEモデルのすみわけ)

今の時代、スマートフォンのユーザーで端末を置いて出かけることは非常にまれに思います。今後、どんなキラーアプリが登場し、どんなニーズで発展していくのか興味がありますね。

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