2015年11月17日火曜日

Surface Pro 4を横目に見つつ、Surface Pro 2を箱出し状態から開封レビュー

Surface Pro 4の発売に沸く世間を横目に見つつ、たまたまSurface Pro 2を箱出し状態から使う機会に恵まれましたので、開封レビューしたいと思います。
ここ数日は寝ても覚めてもこの端末に向き合っています。Surface、久しぶりに熱いデバイスです。

なんで今さらSurface Pro 2なんだ?と思われる方がいると思いますので、簡単に経緯をいうと、Surface Pro 2の新品をたまたまレンタルしてもらったので調べてみたら、型落ちだがかなり優秀で、スペックは平均的Windowsタブレット製品と比較しても遜色なく、Surface Pro 4などの超優良製品と比較すると見劣りするが単体で見た場合、中古・新古品などの出物があればコストとの兼ね合い次第で検討の価値があるんじゃないか、という話です。

むしろぼくはちっちゃいマシンのほうが好きなので、持ち歩くなら10.6インチいいじゃないか、と。
そんな流れで、今さらなんですがSurface Pro 2の魅力にどっぷりはまってしまいました。ちなみに、ぼくはこれまでメインで使っていた今年モデルのWindows 2in1タブレットPCからメインマシンはSurface Pro 2になりました。

スペック中心に書いた以下エントリーと合わせてどうぞ。
【Surfaceの型落ちはお得なのか】 Surface Pro 4発売直後の今、あえて振り返るSurface Pro 2の実力

Surface Pro 2、Surface Pro 4 スペック比較

なんで今さら、Surface Pro 2か?と思われる方もいるかと思いますのでSurface Pro 4との比較仕様を再掲します。

Surface Pro 2 Surface Pro 4
ソフトウェアWindows 8.1 ProWindows 10 Pro
ディスプレイ10.6 インチ
1920 x 1080
縦横比:16:9
10 点マルチタッチ対応
12.3 インチ
2736 x 1824
縦横比: 3:2
10 点マルチタッチ対応
サイズ275 x 173 x 13.5 mm292.1 x 201.4 x 8.4 mm
重量約907g約767g Core m3モデル
約786g i5 / i7モデル
ケースマグネシウム合金マグネシウム合金
カラー濃いチタンカラーシルバー
キックスタンド2段階マルチポジション
CPU 第 4 世代 Intel Core i5
1.60-2.6 GHz
第 6 世代 Intel Core m3
0.9-2.2GHz

第 6 世代 Intel Core i5
2.4-3.0GHz

第 6 世代 Intel Core i7
2.2-3.4GHz
記憶容量64/128GB、256/512GB128GB、256GB、512GB
メモリ4 GBまたは8 GB RAM4GB、8GB
または 16GB RAM
ワイヤレスWiFi (802.11a/b/g/n)
Bluetooth4.0
WiFi (802.11 a/b/g/n/ac)
Bluetooth 4.0
ポートフルサイズ USB 3.0
Mini DisplayPort
microSD スロット
ヘッドホン ジャック
カバー用端子
電源(充電)端子
フルサイズ USB 3.0 端子
Mini DisplayPort
microSD スロット
ヘッドセット ジャック
カバー用端子
電源(充電)端子


Surface Pro 2 開封レビュー

今回、手元に来たのは、Suraface Pro 2 (第 4 世代 Intel Core i5、8GB RAM、256GB SSDモデル)、Surface Type Cover 2Surface Mini DisplayPort - VGA アダプターとイーサネット アダプターの4点。早速開封していきたいと思います。

箱は黒1色にSurfaceとMicrosoftロゴ、中にはSurface Pro 2本体と電源アダプター、Pro Pen、マニュアル類です。箱は2段式等にはなっておらず、見えている限りの同梱物のみ。シンプルな構成です。

ACアダプターは、本体同様エッジの効いたスタイリッシュなデザインです。ACアダプター部にUSBポートを装備しており、スマートフォンの充電等に使用可能。コンセントからACアダプターまでのケーブルが約20cm、ACアダプターから充電端子部(写真で巻いているケーブル)が約60cmあります。

充電端子は特殊形状をしています。本体側面の充電端子にマグネットで接続されます。本体端子部のスリットが若干深く、かつACアダプタ端子とサイズがぴったりしているため、若干はめにくい形状です。ひっかけると取れてしまうため、気づくと充電されていないということが1度ありましたが、逆に言えばひっかけて本体を落としてしまうという危険性はありません。

充電端子は本体側面に沿うように接続され、邪魔になりません。充電中は上部白色LEDが点灯します。

向きは前後逆でも問題ありません。

同梱されていたマニュアル類。クラウドの無料チケットが入っていました。(期限切れでしたが。)

こちらは同梱のPro Pen。プラスチック製でSurface Pro 3/Pro 4のSurface Penほど高級感はありません。また、最近のSurface PenのようにノックしたらOneNoteが起動という機能はありません。筆圧感知は1024段階で、Surface Pro 3の256段階より精度が高いものです。

本体側面、充電端子のみぞにはまるようにボタンが作られており、マグネットで装着できます。充電時は外さなければなりませんし、このペンをどこかに忘れてしまいそうで持ち歩いていません。またメーカーサイドの盛り上がりほど、ぼく自身は手書きに魅力を感じていないので活用するには至っていません。

Surfaceは無理やりタブレットの位置づけなので、キーボードはディスプレイカバーにキーボード機能がついているという解釈のもと、タイプカバーという製品名でリリースしています。打鍵感のあるタイプカバーと近接検知式のタッチカバーという2種類出ているそうですが、タッチカバーの評判が悪く、タイプカバーで当たりだったようです。実際、打鍵感は気に入っています。キーピッチも広く、ちょうどいいですし、ストロークも確保されていて、カバーなのにしっかりした作りでペコペコへこんだりもしません。非常に優秀です。またこのキーボードはバックライトが装備されていて、光量調節機能がF1キーとF2キーに割り当てられていて任意に調節できます。

タイプカバー2、パッケージ裏面。

タイプカバー2はキーボード以外、裏表両面ともにザラザラした加工が施されています。
 この加工のおかげで高級感は出ているのですが、2つほど難点があって、1つはトラックパッド部もザラザラしていて非常に操作性がよくありません。そのため、ぼくはマウス必須で使っています。もう1つの難点は、このザラザラは経年劣化してハゲてくる点です。2年使用したものを見るとかなり傷みやすい素材のようなので、大事に使っていきたいと思います。中古購入の際はよくチェックするといいかもしれません。

本体下部にキーボード接続端子があり、物理的に接続して使用します。Windowsタブレットの場合、Bluetooth接続のキーボードを採用する機種もありますが起動する際の反応にタイムラグがあるので直接接続のキーボードは安心感があります。この端子部も強力なマグネットになっており、近づけるだけでピタッと接続され、またちょっと力をかければ容易に取り外すことが可能です。

今やSurfaceの代名詞となったキックスタンドは2段階です。Surface Pro 3/Pro 4の無段階キックスタンド、Surface 3の3段階キックスタンドと比較すると多少物足りない感は否めませんが実際は角度をつける用途としては十分実用的です。ちなみにキックスタンドを開くと中にWindowsマークと256GBの刻印。

キックスタンドを立てると通常のラップトップの1.5倍ほど机上の面積的を必要とします。他のレビューでは新幹線では使えなかったであるとか、カフェでは狭かった等の声を聴きます。ぼくは自宅と会社の机でした使ってないので今のところ実用上の問題は感じません。

キックスタンドを1段階起こしたところ。自宅テーブルで椅子に浅く腰掛け、椅子の背に持たれつつテーブルにもぐりこむようなだらしない姿勢で作業する場合はこの位置です。

キックスタンドを2段階寝かせたところ。自宅テーブルで椅子に深く腰掛け前のめりで作業する場合はこの位置です。ということで、2段階でそれほど不便はありません。

右側面には、Mini DisplayPort、充電端子、MicroSDスロットが並びます。

左側面にはフルサイズのUSB3.0端子、ボリュームボタン、オーディオジャック。
写真左側にはキックスタンドに手をかけやすいように切り欠きが設けられています。

上面には右側に電源ボタンのみ。背面上部に、これもSurfaceシリーズのアイコンになりつつある排熱用スリットがあります。おそらく、このスリット内部にスピーカーが仕込まれているものと思いますが、ちょうどキーボード正面に位置したところで、音がステレオで聞こえるようになっており音がよくてびっくりします。奥から聞こえてくるというか、非常に空間的な感じの音が聞こえてくるので、はじめちょっと感動しました。

12.5インチのASUS Transbook T300CHIとモニター比較。当然モニターは狭いですが、一見してわかるようにこれは携帯性に勝っているとも言えます。その点が非常に気に入っています。

本体サイズと外観。T300CHIもアルミのクラムシェルで悪くないですが、持ち歩くには少々大げさな感じです。Surface Pro 2はこのようなノートPCと比較した場合はコンパクトさが売りになります。

Surface Pro 3/Pro 4と比較すると厚みがあるのですが、このようにクラムシェル型のノートPCと比較して、さほど厚みが致命的な欠点ではないことが分かります。重さもT300CHIが約1.4kgに対してSurface Pro 2は約900gで、歴代使ったノートPCの中でも最軽量の部類に入ります。

と、いうことでSurface Pro 2愛のレポートはひとまず以上になります。Surface Pro 4発売にいたった現在、型落ち製品のレビューにお付き合いいただいた皆様、ありがとうございました。

2年前でも2世代前でも、やはり箱出しの瞬間や、新しいデバイスのことを知る過程は楽しいものです。今、Windows 10の使い方含めてSurface Pro 2の使いこなしを勉強中なのですが、すごい愛着がわいてきています。このプロダクト、CPUもメモリーもストレージもかなりパワフルです。価格を考慮すればまだまだ競争力があると思います。みなさんの参考になれば幸いです。

次回は、少ないUSB端子をふさがないために使っているBluetooth対応のマウスを取り上げたいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿