ところで、Surface関連の発表があってから、サーフェス、サーフェスと騒いでいたら、なんとラッキーなことにSurface Pro 2を使わせてもらえることになりました。2年前の端末ですし、Surface Pro 4から数えて2世代古いモデルです。以前のSurfaceにはあまりいい印象を持っていなかったんですが確認してみるとCPUはCore i5、ストレージは256GB SSD、RAMは8GB搭載、OSはWindows 10へアップグレード可能ということで、2015年現在でも一線級のモデルでした。そこでSurface Pro 4発売直後の今、今後安価に流通することを期待してSurface Pro 2のレビューを書きます。
いろいろ調べて、触ってみた結果としてSurface Pro 2は非常にいい端末という印象で、これまで触ったモバイルデバイスの中でも一番というくらい気に入ってしまいました。
この正常進化形であるSurface Pro 4はさらに高いレベルの満足度を実現しているはずですが、Surface Pro 4がちょっと高いなという場合は、中古や新古品など検討してみてもいいのではないかなと思いました。きっと流通価格以上の満足度が得られると思います。
※開封レビューを書きましたので、こちらもどうぞ。
Surface Pro 4を横目に見つつ、Surface Pro 2を箱出し状態から開封レビュー
この正常進化形であるSurface Pro 4はさらに高いレベルの満足度を実現しているはずですが、Surface Pro 4がちょっと高いなという場合は、中古や新古品など検討してみてもいいのではないかなと思いました。きっと流通価格以上の満足度が得られると思います。
※開封レビューを書きましたので、こちらもどうぞ。
Surface Pro 4を横目に見つつ、Surface Pro 2を箱出し状態から開封レビュー
- Surface Pro 2、Surface Pro 4 スペック比較
- Windows 10アップグレード
- 10.6インチディスプレイ
- 厚みと重さ:タブレットとして見るかノートPCとして見るか
- キックスタンドは2段階
- CPUとメモリは十分
- ワイヤレス(ac未対応)
- スペック表以外のいい面:キーボードとバッテリー
- 入手性と価格
Surface Pro 2、Surface Pro 4 スペック比較
はじめにSurface Pro 2とSurface Pro 4の比較をしたいと思います。赤字は個人的に目がいった差です。Surface Pro 2 | Surface Pro 4 | |
ソフトウェア | Windows 8.1 Pro | Windows 10 Pro |
ディスプレイ | 10.6 インチ 1920 x 1080 縦横比:16:9 10 点マルチタッチ対応 | 12.3 インチ 2736 x 1824 縦横比: 3:2 10 点マルチタッチ対応 |
サイズ | 275 x 173 x 13.5 mm | 292.1 x 201.4 x 8.4 mm |
重量 | 約907g | 約767g Core m3モデル 約786g i5 / i7モデル |
ケース | マグネシウム合金 | マグネシウム合金 |
カラー | 濃いチタンカラー | シルバー |
キックスタンド | 2段階 | マルチポジション |
CPU | 第 4 世代 Intel Core i5 1.60-2.6 GHz | 第 6 世代 Intel Core m3 0.9-2.2GHz 第 6 世代 Intel Core i5 2.4-3.0GHz 第 6 世代 Intel Core i7 2.2-3.4GHz |
記憶容量 | 64/128GB、256/512GB | 128GB、256GB、512GB |
メモリ | 4 GBまたは8 GB RAM | 4GB、8GB または 16GB RAM |
ワイヤレス | WiFi (802.11a/b/g/n) Bluetooth4.0 | WiFi (802.11 a/b/g/n/ac) Bluetooth 4.0 |
ポート | フルサイズ USB 3.0 Mini DisplayPort microSD スロット ヘッドホン ジャック カバー用端子 電源(充電)端子 | フルサイズ USB 3.0 Mini DisplayPort microSD スロット ヘッドセット ジャック カバー用端子 電源(充電)端子 |
こうしてみるとSurface Pro 4のスペックは際立っています。それは現行の他社のモデルと比較しても最強なはずなのでやむを得ないところだと思います。以下では、このハイレベルなSurface Pro 4を基準にして、Surface Pro 2がどの程度使えるのかを見ていきたいと思います。
Windows 10アップグレード
まずOSはSurface Pro 2発売時にWindows 8.1 Proであっただけで、無償でWindows 10にアップグレードできますので差はありません。今、このブログをSurface Pro 2、Windows 10という環境で書いていますが全く問題ありません。10.6インチディスプレイ
ディスプレイは、Surface Pro 4が12.3インチと圧倒的に広く、作業領域としては広いほうがいいです。一方、Surface Pro 2の10.6インチをコンパクトと捉えると加点ポイントになります。ぼくの現在のメイン環境はASUS Transbook T300CHIですが、12.5インチのこのモデルを外に持ち出して使っていません。ぼくにとっては持ち出すには大きすぎるので自宅内での電源不要端末として使っています。携帯性という意味では10.6インチで275mm x 173mmのサイズ感は好ましいものでした。厚みと重さ:タブレットとして見るかノートPCとして見るか
Surface Pro 2の難点をいえば、厚みです。13.5mmあります。Surface Pro 4は8.4mmです。厚みは薄いほうが間違いなくいいので、ここは最も目立つ点です。またSurface Pro 2はSurface Pro 4と比較すると重さも目立ちます。ただしSurface Pro 4と比較すると目立つのであって、他のノートPCと比較した場合は優等生になります。ASUS T300CHIは重さが約1.42 kgありそれなりの重量です。一般的なモバイルノートPCでも1kgを切っていたら非常に優秀な携帯性といえるのでSurface Pro 2はタブレットとして見ると少々厚く重いですがノートPCと比較した場合は優れた携帯性を持った端末と言えます。
通常、Surfaceはキーボードカバーを併用しますので、この点を考慮すると通常利用時はもう少し厚みが増します。ぼくが使っているSurface タイプ カバー 2は厚みが5mmあり、これを加えると厚みは14mmです。
これが厚いか否かは、また比較対象によって変わってくると思います。例えば、先述のASUS Transbook T300CHIは、スペックシート上は16.5 mmです。(タブレット+キーボード時)
T300CHIは12.5インチの端末なので、同シリーズの10.1インチであるT100HAを見てみると、19.45 mmで、むしろ厚みはこれが最も厚いという結果です。
こうしてみるとSurface Pro 2を携帯性で考えた場合、むしろスリムな部類にすら入りそうです。
キックスタンドは2段階
キックスタンドはマルチポジションのほうが画面を上向きに寝かすようにポジションをとったり、微妙な角度をつけたりできる点で優れていますが、ブログを書くという用途において2段階で十分使えていますので、今のところ不自由はありません。CPUとメモリは十分
CPUも数値上は差がはっきりしていますが、実用上は全く不自由なく、サクサク動作しています。メモリは8Gモデルを使っていて、これも十分です。16GBを必要とする作業はしないので、ここもSurface Pro 2で問題ないです。
ワイヤレス(ac未対応)
ワイヤレスはacに対応していない点が目立ちます。しかし、ぼくの家のアクセスポイントもacに対応していません。そのため、今の時点で困るほどの差ではありません。スペック表以外のいい面:キーボードとバッテリー
Surface Pro 2は高いスペックを持ち、Surface Pro 4同等のスペックを持っている点も多かったので発売から2年を経過した今でも十分実用性を保っていると思いました。使ってみての感想としては、まずキーボードは打ちやすいです。タイプカバー2というモデルを使っているのですが、しっかりしたストロークとキーピッチを確保してあって、十分実用性があります。最新モデルと比較して遜色ないです。トラックパッドは使いにくいですがマウスを使っているので実用上困っていません。
またバッテリーが非常に持つので驚いています。省電力向けのCore-Mを搭載しているわけでもないにも関わらず、調べものとブログ更新程度の作業であれば10時間程度は持つんじゃないでしょうか。
それと好みの問題ですが、カラーは濃いチタンカラーとなっていますが黒に近いです。黒い端末が好みであれば、ここは加点かと思います。ただし、塗装はハゲやすく、傷もつきやすいです。
入手性と価格
数値上の比較に加えて、実際に使ってみて1日経過しましたが、すでにメインマシンになっていて、どっぷり快適さを享受しています。優れたパッケージングにより、Surface Pro 2は2015年現在でも十分実用に耐えるものです。Surface Pro 4が高すぎる場合、割安な価格で入手できるのであれば十分選択する価値はあると思いました。ヤフオクで入札されているケースを見るとストレージ/メモリの仕様はバラつきがありますが5万~6万程度で落札されています。
Amazonでは、中古が6万~9万、新品は11万前後で販売されています。
中古の場合はカバーキーボードがついているので追加出費がなく、新品の場合はディスプレイ部のみの販売となり、別途キーボードを購入する必要がありますので、プラス1万円というところです。
新品となると割安感はそれほどありませんが、程度のいい中古があれば価格はそこそこ買いやすいように見えます。
ぼくが使っている端末は動作確認レベルでほぼ新品ですので、非常に快適です。ただ同時期のものでも2年の使用を経たものは塗装はげ、劣化はそれなりでしたので中古を検討する場合は十分個体の使用状況を確認すべきと思います。
次回は写真付きで箱だしの模様をレポートします。
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