2015年10月16日金曜日

【未来すぎる!】 立体映像の世界を切り開くMicrosoft HoloLensがすごい

さて、何から書きましょうか。Microsoft HoloLensについて。


また一歩未来が近づいたと感じさせてくれるデバイスです。まずはこちらの動画を見ていただけば、それが何なのかがよくわかると思います。



Microsoft HoloLensは、Hologramを投影するヘッドマウントディスプレイ型のコンピュータです。MicrosoftはこのデバイスをHolographic computerと呼んでいます。OSはWindows 10が搭載されており、スマートフォンやPCを必要とせず、どこにもケーブル類を接続する必要もありません。単体で動作します。周囲の物理的環境を認識し、ユーザーの視界にhologramを投影します。

hologramとは立体映像のことです。スター・ウォーズに出てきたレイア姫のhologram映像などが概念としてはぴったりきます。

HoloLensによるhologramは、様々な角度や距離から見ることができ、目の前に存在を認識できるという点で物理的な物と変わらない存在感がありますが、あくまで映像なので触れた際の感触はありません。しかし、コマンドを送ることで操作したり、場所を移動させたり、変形させたりすることができるため、単なる映像というわけでもありません。そのため生活空間にモニターとして投影してチャンネル操作を行ったりすることもできますし、画面サイズを自由に変形させたりすることもできます。モニターの中で制作している3Dコンピュータグラフィックスを目の前に投影して直観的に操作したり、近づいてみたり、角度を変えて観察することもできます。


例えば壁面に大画面モニターを投影

卓上に3Dモデリングデータを投影

従ってMicrosoft HoloLensは、Google CardBoardのようなVR(Virtual Reality)ゴーグルとは概念が異なります。
VRゴーグルは、コンピュータグラフィックスによる仮想空間の中にユーザが入り込むための装置です。一方、HoloLensはユーザの現実空間にHologramを投影する技術です。自分が仮想世界に入り込むか、自分の現実世界に立体映像を投影するかという違いがあります。どちらの技術も非常に未来観ただよう技術なので今後の展開に目が離せません。

2015年1月に発表されたHololensですが、その後Minecraftのdemoや、2015/10月にはWindows10 device eventでもProject XRAYというゲームのデモが行われ、ゲーム分野での活用も模索されているようです。

今後、2016年第一四半期に開発者向けの出荷が予定されており、我々一般ユーザが利用できるようになるにはもう少し待つ必要があります。そのうち日本でもデモ機とか触れるようになるといいですね。


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